2012年03月04日
今週は、震災週間なんですね。

さっきまで、NHKの特別番組を見ていました。
あのときの記憶が改めて蘇ります。
怖い、画面に向かって、「早くこい早くこい」と叫んでしまいました。
なんかの番組で、「早く大人になった子供たち。」
って言葉で、震災にあった子供たちを表現していたのがあったけれど、
見たくないこと、体験したくないこと。
それが、起きてしまった不幸。
いつの間にか、守ってくれるはずの、おとうさん、おかあさんが目の前で流されて、
世の中の不条理を早く体感してしまったんですね。
あたりまえの日常が、こんなに、いとしいものだったのか、改めて思います。
No man is an island,
Entire of itself.
Each is a piece of the continent,
A part of the main.
If a clod be washed away by the sea,
Europe is the less.
As well as if a promontory were.
As well as if a manner of thine own
Or of thine friend's were.
Each man's death diminishes me,
For I am involved in mankind.
Therefore, send not to know
For whom the bell tolls,
It tolls for thee.
John Donne
誰も孤島ではなく
誰も自分ひとりで全てではない
ひとはみな大陸のひとかけら
本土のひとひら
そのひと握りの土を波が来て洗えば
洗われただけの欧州の土は失われ
さながら岬が失われ
君の友人や君自身の土地が失われる
人の死もこれと同じで
自らが欠けてゆく
何故なら私もまた人類の一部だから
ゆえに問うなかれ
誰がために鐘は鳴るやと
それは君のために鳴るならば
浜田省吾 訳
イギリスの詩人 John Donne (1572-1631)の詩の一つ“死にのぞんでの祈り”です。
ヘミングウェイの“誰が為に鐘は鳴る”の作品で有名ですよね。
浜田省吾 の訳は、わかりやすいですね。
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OFFICE TOSHI
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23:45
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