2014年06月21日

ダニエルキイスさんが亡くなられたんですね。

ダニエルキイスさんが亡くなられたんですね。

6月18日、ダニエルキイスさんが亡くなった。って記事をみまして、

まだ読んでなかった「アルジャーノンに花束を」読みました。

映画や、ドラマ、舞台作品になっているんで、そのあらすじは、知ってたんだけれど、

読んで見ると、現代の高齢化社会における、認知症のこと、とか若い人のニート問題とか、

そんな現代の問題点にも、通づることが、あって思うことが、たくさんありますね。

おやじや、義母が、最後は、認知症になって、寝たきりになって、ときたま、目覚めているとき、

子供時代のことばで、遊び友ダチの名前を叫んだりしているのを、体験したりすると、

もしかすると、皆、頭の中に、2人の自分をもっているのかなあ。

なんて思ったことが、あります。

「アルジャーノンに花束を」は、チャーリーという障害者が、手術をして、知能を回復し、だんだん知能がたかくなって、

いくんだけれど、それは、期限付きで、急激な知能の上昇も、また元知能以下になっていく過程を報告書という

形で書いてあるんだけれど、話がすすんでいくと、二人のチャーリーが現れるですね。

手術前の自分と、偉くなった自分が、結局は元の障害者にもどってくのだけれど、日本の翻訳家は、ひらがな

と漢字で時系列を追ってくんですね。手術前は、よみにくいったらないけど、そのうちちゃんとした文章になってきて、

知能が後退してくると、またひらがなと漢字に・・・・・

終わりにちかづいてくると、こんな所作が、胸にきゅーんとなってくるんです。




一番感動した部分は、自分を捨てていった親との関わり、自分をすてるためには、

それなりの理由があるってことに、気づく部分。

身障者を持つ親の気持ちって、こんなこともあり、って、涙がでてきてしまいます。

生きている内に、一度は、読んだ方がいいですよ。



「アルジャーノンに花束を」は、1966年に発表されて、ウッドストックは、1969年でしたっけ、

THE BANDが出演していたことは、知ってたけれど、映画では、ボツになっていたんです。

こうした、動画がのこされていると嬉しいですよ。




なぁ、紳士よ、教えてくれないか
人はどこで安息の地をみつけるんだ?
そいつはにっこりと笑み、俺の手をとり握手をし、
「そんなものはない」とだけ言った

※ 荷を降ろせよ くそったれ
重荷を背負うんだよ 自由になるために
荷を降ろせよ くそったれ
そうして、
…そうして背負ってきたものをおれに置いていきな








Posted by OFFICE TOSHI at 18:11│Comments(0)
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